プラチナプリントの風合い

choushi_0005

スマホで見る写真が結構キレイだ。
家のコンピューター画面で見る写真は、また一段ときれいだ。
「写真」は、別に「紙」でなくっても、どうどうと「写真」だと言う顔をしている。
  
それについてはいっさいの異存はない。
画面上でスライド上映する写真にぐっとくる事も本当に多くなった。
 
ただ、一度コレを手に取ると。。。。
やっぱ「写真は一葉の紙」なのだと再確認する。
どちらか一方という考えは、かなり損な考えだと思えてくるのだ。
 
コレ、とは、古くからあるプリント技法。
コストダウンや汎用性とは無縁の技術だ。
誰もが写真をする以前の技術である。
 
例えば、「鶏卵紙」という卵の白身を紙と薬品のバインダーとして使う手法は
とても深い焦げ茶の色彩が、モノクロームの味わいをより引き立ててくれる。
また「プラチナプリント」という高価なプラチナ金属を使用して、
より高い保存性と極上の表現を引き出す方法もある。
(このレベルになると、紙の耐久年数の方が問題になるという)
往年の名写真家が世に出したプラチナプリントを
目の当たりにする機会に恵まれた時、
その細部にわたる上品で気高い描写にぶったまげたものだった。
 
また、通常の銀塩モノクロプリント、すなわちゼラチンシルバープリントなどは
前に記したプロセスより階調域が広く、薬品によって様々な表現が可能となる。
特に処理に気を使うバライタプリントという方式がオススメだ。
 
写真からケミカル要素が消えて行く中にあって
あえてこの魅力あふれる方法にトライする中に
忘れかけている何かを見いだせるかもしれない。

 

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