
本日入ってきたニュース。
プロラボのクロマートが3月いっぱいで終了となる。
プロの間で知らないものはいない有名なラボである。
別方面からはレンタルの暗室がそろそろという話も。
円が安くなり、フィルムや印画紙など主な感光材料を輸入に頼る銀塩の世界では
お財布の心配もあろう。
ちょっとした事が逆風をさらに加速させる。
この3月、そして4月は、大きな区切りとなるかもしれない。
そんな中、4月にモノクロの教室を再スタートさせる私は
ひとつの確信にいたっている。
もう、これまでの考え方ではダメである。
方法も思考も意識の持ち方が必要だ。
デジタルと比べると深みがとか、銀塩は黒の締まりがいいなどとたまにコメントを見かけるが
そんなこたぁねぇ。
こっちと比べてメリットがあるという考え方自体がもうすっかりナンセンスである。
「別個のものと考える」それはそれ、これはこれ。
この方式のよさを納得し、とことん追求する。
そういうベクトル。
正直、銀塩の特にモノクロって、ケミカル要素が面白さだから
少しのさじ加減で違いがでるし、そもそも正解すら存在しない。
ルールを学ぶ事も必要だが、縛られたら本質はするりと逃げる。
ルールを蹴散らす事も必要だ(他人に迷惑をかけない事、笑)。
過去の先輩方だって、道無き道を切り開いてきたわけだし。
そこに意識を戻して、切り開くだけだ。
豪傑たちが闊歩する、
それが許される世界であらねばならないと考える。
めちゃめちゃ魅力ある世界だ。
お小遣いが許すなら多少つぎ込んだって罰は当たらない。
やってみればいい。
工夫して自宅で暗室出来ないかも考えるんだ。
(私は自宅暗室応援の活動も始めている)
自己流も結構、誰かのやり方をまねても結構、
比較して悩まず、自分の道を行け!
豪快に、荒野をすすむのだ!!